サイトTOPへ

ID:NYfGZVDk氏まとめ

エヴァの覚醒とインパクトの関わりなどID:NYfGZVDk氏の考察まとめ

『新劇場版ヱヴァンゲリヲンの私的解釈』
エヴァの覚醒とインパクトの関わりに関する考察(妄想)


◆エヴァが覚醒する条件(前提)

ゼーレ01「我らの望む真のエヴァンゲリオン… その誕生とリリスの復活をもって契約の時となる。」

・パイロットとエヴァが高いシンクロ率(100%超)で、両者が一体化した状態を「覚醒」と言う
・真のエヴァとはエヴァ本来の力を使える状態=覚醒した事を意味する
 →本来の「力」とは人智を超え、現状では科学的に説明できない能力・機能を指す
 →その一例がポカ波を救出した力であり、リツコの「人の域に留めておいた(ry」という説明セリフでもある
 →狭義的にはゼーレが求める儀式(インパクト)を起こせる力を意味する
・エヴァが覚醒した状態を「シン化第1形態」とも言う
 →これはあくまでエヴァの機能であり、この段階でインパクトは発生しない

・覚醒=シン化第1形態の外見的特長
 →光輪(通称:天使の輪)の出現/外装の蛍光部分の発光/目が球形状に見開く
※上記3つの特徴が出現する順番は決まっていないが、3つ揃って第1形態の完成となる

・正確にはシンクロ率が100%超になっただけではエヴァは覚醒しない
 →シンクロ率100%超になったパイロットに対しエヴァが呼応する事で覚醒する
・元々エヴァの覚醒は人間では不可能だと考えられていた
 →エヴァは使徒をベースに建造されているので、人間が使徒を呼応させるのは不可能と考えられていた為
・本来のインパクト(死海文書の契約)では使徒(アダム等)を儀式に用いるので人間は儀式に直接関与できない
 →その為ゼーレは使徒であるカヲルをパイロットにし、アダムスを素体にしたMark.06を建造した
 →第1使徒のカヲルが乗るとMark.06(アダムス)が呼応し易く、覚醒状態にするのは容易だった
※零号機から5号機までの建造計画はあくまで使徒を殲滅する為のエヴァであり、儀式用ではなかった
※最初からMark.06はゼーレの儀式用として建造されていたのでゲンドウ達にその事実は伏せられていた
 →これはゲンドウに対する不信感の表れ(冬月「だがゼーレとて気付いているのだろう、ネルフ究極の目的に」)
※死海文書の契約ではカヲルを用いてMark.06を真のエヴァにする予定だった

◆初号機が覚醒した理由

冬月 「やはり、あの二人で初号機の覚醒は成ったな」

・シンジの目が光る現象はシンクロ率の上昇(100%超)による影響(エヴァ化=呪縛)が現象化したもの
 →パイロットの精神が高揚した結果としてシンクロ率が100%超になった場合は目が赤く光り、
  エヴァの機能(裏コード)で強制的に上昇させると目が緑に光る(アスカとマリが同じでシンジが違う理由)
※「エヴァ化」とはシンクロ率100%超でエヴァと一体化(同化)した影響による遺伝子レベルでの肉体変化
※エヴァと一体化した代償として受ける後遺症が「エヴァの呪縛」である
・前述した通り、本来は人間がエヴァを覚醒させるのは不可能
 →エヴァの裏コードは強制的にシンクロ率を100%超の状態にし、戦闘力を高めるだけの機能
 →故にパイロットの精神にエヴァが呼応したわけではないので覚醒には至らない

・初号機が覚醒したのはシンジの「綾波だけは助ける」という強い思い(願い)にユイが呼応した為
 →ユイが初号機の制御システムとして存在していたので本来なら呼応しないはずのエヴァがシンジに呼応した
※冬月の「あの二人」とはシンジとレイを指したのではなく、シンジと「ユイ」を指した言葉
※ユイが初号機のコアにダイレクトエントリーしたのは、初号機を覚醒に導く為だった

・本来の正統的な手順は上記の流れに加えてロンギヌスの槍も用いて行うものだった
・ところが人間であるシンジがユイの助力を得て、槍も使わずにエヴァ(初号機)を覚醒させた
 →ロンギヌスの槍を用いない覚醒だったので「擬似シン化第1形態」と言う


・この後、第10使徒のコアが形象崩壊し、それが巨大レイの形になり、更に初号機に取り込まれた
 →最初から槍を用いない「擬似覚醒」だったので、そのまま「擬似シン化第2形態」へと移行した
・第1形態のエヴァが使徒と融合する事で「シン化第2形態」へと移行し、インパクト(儀式)が始まる
 →初号機の場合は槍を用いなかったので「ニア(=本物に似た)」と名付けて「サード」とは区別されている
・槍を用いていない擬似的なインパクトだった為、ニアで開いたのは「バラルの扉」だった
 →カシウスの槍だけでニアを収束できたのは全てが擬似的な現象だった為と思われる

◆第13号機が覚醒した理由

カヲル 「僕が第13の使途になってしまったからね… 僕がトリガーだ」

・カヲル(第1使徒)は旧劇設定と同じくシンクロ率を任意に増減できる固有能力があるものと思われる
 →チョーカーを付けても「第1使徒」としての使徒反応が出なかったのはこの能力の為
 →シンクロ率を増減させる能力によって任意にエヴァを覚醒させる事が可能だった
※カヲルのシンクロ率が上昇すると使徒の波長が増大し、その波長にエヴァが共鳴し覚醒しやすくなる
 →使徒は特徴的な波長を発しており、これを検知した場合に出されるのが「パターン青」の警報
・上記能力により当初カヲルは第13号機を覚醒させない(使徒反応が出ない)レベルでシンクロしていた
・ゲンドウがゼーレの電源を落とすまでは、死海文書の被契約者はゼーレだった
→ダブルエントリーにした第13号機にシンジを乗せ、インパクトの保険とする所まではゼーレのシナリオ
・しかしゲンドウが死海文書の契約改定を行った事により、第13使徒に落とされシナリオは変更された
 →13番目に落とされたので「第1使徒」の固有能力が失われ、使徒の波長を抑える事が出来なくなってしまった
 →この時点でチョーカーが「第13使徒」を検知、自動的に殲滅プログラムが作動する
・「第13使徒」に第13号機が共鳴してしまい、結果的にカヲルが覚醒させた形になってしまった
 →シンジが初号機を覚醒に導けたのはユイが居たからなので、元々シンジに第13号機を覚醒させる事は不可能


・第13号機の場合は覚醒(第1形態)と同時進行でリリスとの融合を行っている
 →第12使徒がレイの顔(リリスの復活)になってから胎児化して、それを第13号機が捕食したシーン
・更に覚醒直前に槍を2本手にしているので儀式的に正統な第1形態、第2形態へと一気に進んだ
 →アスカが「擬似シンカ形態を超えている」と言ったのは「擬似」ではない儀式本来の第2形態だった為
 →槍を用いた儀式になった為、ガフの扉が開いた

◆補足
・この考察(妄想)で用いた「エヴァ化」とは過去の考察で言う所の「使徒化」と意味合い的には同じ
 →エヴァと一体化したという意味で敢えて「エヴァ化」という言葉に変更した

・エヴァが呼応する事が覚醒の条件になっている為、アスカやマリの「覚醒リスク」は極めて低い
 →旧劇のように「コア=母親」設定が残っていれば覚醒する可能性はある

・パイロットがエヴァ化(呪縛)するとエヴァと「共鳴」し易くなると思われる
 →シンジは第13号機を覚醒させる事は不可能だったが、一旦覚醒させると共鳴現象により覚醒を持続できる
 →シンジがゼーレの保険になったのはこの「共鳴現象」があったからだと推測する
 →その意味に於いてはアスカやマリも「保険」の役目をする事は可能である

・破ラストではカヲルが意図的にMark.06を半覚醒状態していた可能性がある
 →飛来した時点で既に光輪が出ていた上に、飛翔能力があるかのようにゆっくりと降下してきた
 →装甲の蛍光部が光っていなかったので完全な覚醒状態ではないと思われる
 →目の部分がバイザーなのは覚醒時の目を(観客から)隠す為の意図的なデザインとも考えられる

・第1形態の「シン化」とは「真化」、第2形態は「神化」という意味だと推測する
 →第1形態で真の力を得て、第2形態で神の如き能力で儀式を行うという意味
 →第1形態から第2形態へ「進化」するという意味も含めて最終的に表記が「シンカ」になったと思われる
 

サイトTOPへ

inserted by FC2 system