震災とＱ脚本
Ｑ脚本は3.11震災によって変更されたとする説をご紹介いたします。
●被災地訪問
庵野氏は宮崎駿氏と3.11被災地を訪問している。
●緒方のパンフインタビュー
緒方はカヲルが見せたサードインパクトの光景と震災の被害状況がかぶったと発言。
●河瀬直美が重要発言
『桜流し』PV監督である河瀬直美さんが連載コラムで以下のように発言。
「３作目は2011年3月11日に起こった東日本大震災の影響から、その作品世界の舵を大きく変更したと聞いた」
→この「聞いた」というのは、台本を読んでいた宇多田ヒカルから聞いたとする説が有力視されている。
ソース http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/121214/ent12121416120017-n2.htm
●平松禎史 ブログより
http://tempo01.blog76.fc2.com/?no=352
「Q」での大幅な路線変更を打ち明けられた段階で
「演出」として出来ることがあるかもしれないと考えを変える事ができました。
その前哨戦が「Q」でした。 テレビエヴァからの総括として、
レイアウト、原画、演出処理、画面処理のアイディア…
作画としてやれば出来る全てに関わったつもりです。
とは言え、原画以外は本当に部分的な ことで大して力にはなれなかったかも知れないけどね。
眼の前にあるものに「？」と思ったら 言って行動で示す。表現で見せる。
庵野監督は出来ることをやりさえすれば好きにやらせてくれる監督で、今も そうです。
「シン・エヴァ」は既に始まっています。
ボクとしては、全く新しい関わり方として、テレビ時代とは違う新しい「エ ヴァ」に挑戦したい。
上記理由により
「サードインパクトの描写等を避けるため14年経過させた」という説が生まれた。
これは幾人もが感想として挙げている「破」と「Ｑ」の繋がりに違和感があるという説を裏付ける根拠となった。
一方で、Ｑの路線は当初からの予定通りとする説もある
●石田氏のパンフインタビュー
実は序の収録をする時、新劇場版における渚カヲルはどういう人で碇シンジはどういう人なのか庵野監督にレクチャーをして頂きました。
その納得のもと序破Qを演じた。その設定についは秘密だが人から単なる焼直しでは？と言われて、そうでないと言いたかった。
Qの時に他のキャストは驚いたようだったが、「おお！みんな知らなかったのか？」と思いました。
●2012.12.7 緒方ラジオに石田氏出演
緒方「石田君はパンフ見ると、最初からいろいろと聞いていたらしい。14年経過してのスタートも知っていたの？」
石田「いやそこまで具体的なことは知らなくて、TV版や旧劇版との立ち位置を比較して今回の新劇場版のシリーズはどこにあるのか聞かされていた。
なので序の映像を見ながらああいう映像ああいうお話になっても、でもこういうことなんろうなと自分一人だけ理解しながら見てた」
ソース http://www.animate.tv/radio/archive_details.php?id=superdanganronpa&mid=22
上記理由により、新劇の大筋シナリオは当時から決定されていたとする説が生まれた。