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死海文書考察
ゼーレやゲンドウ達が言う死海文書についての考察です

★64氏説

●死海文書とはリリスとゼーレの契約書である
根拠
序ゼーレ「使徒の殲滅はリリスとの契約の一部でしかない」
序ゼーレ「死海文書は掟の書へと行を移した。契約の時は近い」
破ゼーレ「真のエヴァンゲリオン誕生とリリスの復活をもって契約の時となる」

死海文書は絶対的なものでゼーレとゲンドウがそのシナリオどおりに行動している

●死海文書契約の内容
劇中の情報を総合すると下記のような契約内容であったと推察できる

1.リリスはゼーレに知恵の実を授ける。
2.リリスはゼーレの魂をガフの部屋へ導き浄化させる。
3.ゼーレは12体の使徒(第1、第2を除く)をエヴァという兵器で殲滅する。
4.ゼーレは3項を達成した後、第1使途をリリスと融合させる。
5.ゼーレは神格化したエヴァを使い、ガフの部屋へ通じるバラルの扉を開く。
6.もしリリスが消滅する等の事態が生じた場合はリリンの代表者が債権債務を継承する。
7.6項について、リリンは履行のために必要な契約内容を改定できるものとする。

根拠
1.Qのゲンドウ「あなた方も魂の形を変えたとはいえ、知恵の実を与えられた生命体だ」
2.Qのゲンドウ「死をもって、あなたがたの魂をあるべきところへ帰しましょう」
3.序のゲンドウ「我々は後八体の使徒を倒さねばならない」この時点で第3と第6は倒されてない
4.序のゼーレ「使徒の殲滅はリリスとの契約」→第1使徒以外の除去をリリスが希望
5.破の加持「数が揃わぬうちに初号機をトリガーとするとは」→覚醒エヴァを誕生させる目的があった
6.Qでリリスの首を発令所に上げ、それが崩壊したのを見て、ゲンドウ「始めよう・・・冬月」
7.Qのゲンドウ「死海文書の契約改定の時が来ました。これでお別れです」

※神殺しは「定款」でなく「諦観」
「宿願たる人類補完計画」に対して言葉の語呂がいいため「諦観された神殺し」と言っている
元々日本語の用法的には「定款された」というのはおかしいので、「宿願」「諦観」の対比が自然。
リリスとアダムスの融合したもの(知恵の実+生命の実)が神だというのは元ネタと一致。
この神を殺したかったけど諦めちゃってるということである。

●ゼーレが満足して死んでいった理由
ゼーレの希望は
@バラルの門を通ってガフへ魂を還したい
Aできれば人類を補完してあげたい
B神になったリリスをちゃっかり殺したい

使徒殲滅は遂行されていないが@はゲンドウにより達成されている。
ABは信用できないけどゲンドウが引き継いでくれたため満足した。

●ゲンドウ達の行動
ゲンドウ・冬月・ユイはゼーレとは違う思惑があり、密かにゼーレに対抗しようとしていた
根拠
破の冬月「ゼーレとて気づいているのだろう、ネルフ究極の目的に」
破のゲンドウ「初号機の覚醒を急がせねばならん」
破の加持「ゼーレが黙っちゃいませんな」

※初号機のユイは事故ではなく自らの意思であった
Qの冬月「コアへのダイレクトエントリーを自らが被験者となり試みた(中略)すべては碇の計画だよ」
 
しかし死海文書は絶対であるためゼーレに従っていたゲンドウ達は「契約改定」のチャンスを待っていた
その瞬間が上記契約内容の6項「リリスの消滅時」だったのである
根拠
Qの映像 リリスの首を発令所に上げ、それが崩壊したのを見て、ゲンドウ「始めよう・・・冬月」
その後のゲンドウ「死海文書の契約改定の時が来ました。これでお別れです」

●ゲンドウの目的は旧劇のような「ユイに会いたい」ではない
・ユイは事故でなく自分の意思で初号機の制御システムになった(A)
 →Q冬月「コアへのダイレクトエントリーを自らが被験者となり試みた」
・戻らぬ人となったのもユイの意思である(B)
 →破ユイ「あなたシンジを頼みます」(ゲンドウとレイの食事シーン)
・それらはゲンドウの計画であった
 →Q冬月「全ては碇の計画だよ」
・ゲンドウは計画の事を「我々の計画」言っている
 →破ゲンドウ「我々の計画まであと一歩だ」
・この「我々」とは誰か?当然冬月かと思われるが実は冬月はこう述べている
 →Q冬月「まあいい。俺はお前の計画についていくだけだ。ユイ君のためにもな」
・ここで(A)と(B)を再度考慮すると、「我々」の中にユイも含まれていると推察できる
・そして計画とは何か?
 →Qゲンドウ「ゼーレのシナリオを我々で書き換える。あらゆる存在はそのための道具に過ぎん」
 →Qゲンドウ「最後の契約の時が来る。もうすぐ会えるな、ユイ・・・」

以上からユイに会うことは計画の副産物に過ぎず、計画の本筋はゼーレのシナリオに対しての反抗である
そのための初号機であり、だからこそユイは自ら初号機の制御システムになったのである。
では何故ゼーレに反抗しようとしているのか?
ゼーレの人類補完が、リリンのためにならないとゲンドウ・ユイ・冬月が判断しているためである

 

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